時を経てきたもの、という共通性が雑多な種類の品々を並べながらも美しい統一感を生みだしています。
自分の設計でも、元の建物の雰囲気を残しながらリノベーションする場合や、新築でも新しすぎてなにかまわりのものとしっくりこない場合、アンティークの家具や金物などをいれると全体のバランスがとれることがあります。
長い時を経てきたものが持つ魅力は、なかなか他のものでは達成できませんが、最近のアンティーク風加工の進歩にもめざましいものがあります。この写真に写っている品物の中にもきっと新品が混ざっているのでしょう。
人間が古さや新しさなど、それらの情報をどこまで認識することができるのか、脳がどのようにそれを判断しているのか?には興味があります。そういったことも含めて、古いものの良さを積極的に取り入れていきたいという素直な気持ちがありますね。新しいものと対比させたときによりそれぞれの良さが際立つ、ということも多いです。
店はクリスマスの飾りとシャンデリアの競演で華やかな雰囲気でした。