2012年3月30日金曜日

伊豆へ

伊豆下田に出張へ。その帰りに伊豆急行線「伊豆熱川」駅にあるバナナワニ園に寄ってきました。バナナワニ園といってもバナナとワニのみを飼育している訳ではなく、基本的には植物園です。(バナナとワニも飼育していますが)
       
        


















例えばこのようなスイレンの温室があったり、(池面のマスひとつひとつに違った種類のスイレンが育っています)
   
    
     
       
   
    
    
ヒスイカズラという宝石の翡翠のような珍しい色の花を咲かせるマメ科の植物が植えられていたりします。
     
       
      
    
    
        
       
基本的には、変わった色や形状をした花々はおそらくどれも受粉してもらう昆虫などの目に留まりやすいようにする、という同じ目的のために進化してきていると思うのですが、ヒスイカズラは自生地ではコウモリが受粉の媒介となっているといいます。コウモリは色を感知できないでしょうから、ヒスイカズラの花の翡翠色は葉の緑に似せることで、日中他の生物に見つからないようにするための知恵なのかもしれません。
   
    
        
          
      
      
               

シダ植物でしょうか。葉の裏に胞子が点々と付いています。
       
      
          
    
   
         
         

中には帯状に胞子が付いているものも。
          
       
        
      
     
    
          

枝垂れ系のブーゲンビリア。
        
          
         
      
     
            
           

そして最後にワニ。
時間がなく急ぎ足で廻りましたが、熱帯性植物好きな人には興味深い場所なのではないかと思います。
            
          
        

2012年3月27日火曜日

FRAME

「戸田邸」がオランダの雑誌「FRAME」に掲載されました。




















表紙は前職の西沢立衛建築設計事務所による、軽井沢の美術館です。
   
    
   
    


このページで内容がのぞけます。
なかなか充実した雑誌で、日本でも人気がある洋誌ですね。





2012年3月25日日曜日

空の奥行き

今日は大学時代の同級生でもあり、友人でもある寳神くんのオープンハウスへ。

とても彼らしい、心地よい住宅でした。まだ発表されていないので写真掲載は控えますが、いずれいろいろなメディアで目にすることでしょう。
      



帰りに見上げた空が印象的でした。このような複雑で奥深い表情をもつ建築や仕上が出来ないか?と考えます。左下に写っているのは大橋ジャンクションです。屋上は回遊式庭園になるらしく、公開されるのを楽しみにしています。
    
      
      
 

2012年3月11日日曜日

朝倉家住宅

事務所からほど近い場所にあるのですが、「旧朝倉家住宅」という大正時代の和風建築が数年前から一般公開されまして、前を通りかかったので立寄ってみました。夕方だったので思うように写真が撮れず、断片的ですが紹介します。
    
朝倉家はもともと代官山の大地主で、建築家の槇文彦と共にヒルサイドテラスをつくるなど、まちづくりにも貢献した方です。現在は朝倉不動産として、一帯を管理しています。 あの一帯の、都心では得難い低層で良好な環境は朝倉家の存在によって生まれたといってもよいでしょう。



いきなりですが、住宅の中で最も長い廊下。30m以上ありそうです。台所や女中部屋などの裏方の部屋を貫く動線なのですが、なかなか美しいです。






「杉の間」と呼ばれる、すべての杉を板目で使うというマニアックな部屋。座ったときの目線の位置でぐるりとガラスをまわしています。







表にあたる、縁側的廊下はこのようなかんじです。

     

      



庭は傾斜を生かした回遊庭園になっています。      









大広間の襖絵。具象的でありながら平面的でグラフィカルでもあり、現代的な様相もみせていてそのバランスが美しいです。20世紀の欧米の建築家が、近代化にあたり日本の美術や建築を参照したというのもうなずけます。






    
同じく広間の床の間のようす。
     






    
洗面所の窓。陰翳礼讃ですね。
    






 和室のなんともいえない高さ(140cmくらいでしょうか)の入口から廊下を見る。日本の建築はスケール感が面白いです。現代建築でもその感覚は生かされているような気がします。






内部は公開されていなかったのですが、土蔵です。外壁についている鉤状のフックには、火事の際に濡らした藁をひっかけたといいます。

なかなかおすすめな場所です!           







2012年3月9日金曜日

"GA HOUSES PROJECT” 展の動画

「郊外に建つ二世帯住宅」を展示中の ”GA HOUSES PROJECT” 展のようすが動画で公開されています。リンクはこちら





自分も先日行ってきましたが、なかなか見応えのある展覧会でした。
お近くにお越しの際はぜひ。   





2012年3月7日水曜日

仕上げ材のスタディ

仕上げ材料を探しに表参道にある建材のショールームへ。





  
    
   
サンプルをもらってきて事務所で再検討します。最近はいろいろな材料が手軽に探せてなかなか楽しいですね(それでもさまざまな要求に全てあう材料はなかなかないのですが、、)。