2011年12月12日月曜日

目黒区役所

所用のため目黒区役所へ行ってきました。



この建築、以前は千代田生命の本社ビルだったのですが、破綻に伴い目黒区役所として再生されました。1966年竣工。建築家、村野藤吾の設計です。
  



エントランスロビーの照明を兼ねたオブジェ?アクリルで出来ています。


 



















これは同じくロビーのトップライトの詳細です。

村野藤吾は箱根プリンスや広島世界平和記念聖堂などの設計で知られる、日本の20世紀を代表する建築家です。反モダニズム的な装飾で知られ、この建物にもところどころ面白いディティールがみられますが、部分的な印象でした。改修の方法や、転用のために使われ方の問題もあるのかもしれません。


 


外壁はアルミの鋳物を使っています。外壁に全面的にアルミを用いた世界初の建物だそうです。多少のエンボスがあり、塗装もしてあるのでそれほど固くない表情をみせています。