2012年5月30日水曜日

オープンハウスなど

谷尻誠さん設計によるリノベーションのオープンハウス案内を頂き、行ってきました。
まだ公開されていないので写真は控えますが、雑誌編集関係の方のご自宅のため家具や小物など調度品のセンスも素晴らしく、またRC造に組み込んだ木組のバランスがやわらかい印象を与える快適な住宅でした。
       
      
途中日本民藝館の近くを通ったのでのぞいてみました。
    

大谷石をつかったなまこ壁が暖かい印象を醸し出していますね。
        
         
       
         
        

なんと屋根まで大谷石。大谷石は気泡が多く含まれるので表面にも凹凸があり、やわらかな印象を与える石ですが、水は染み込まないのだろうか? と思ってしまいました。

展示は棟方志功の版画や書などです。多くの近代以前の画家は先達の影響を受けつつ、少しずつ様式美を進化させていくようなイメージがありますが、棟方志功は全くなにかの影響が見えないというか、独自な道をつきすすんだ作家だと感じました。         
       
        
         
その後、いつもお世話になっている月造さんが内装を担当した「パンとごはん」へ。
こちらもお客さんが多かったので写真が撮れなかったのですが、料理、店の雰囲気ともになかなかおすすめなお店です。代沢の淡島通りからちょと入ったところにあります。
        
                 
        

帰り際にプラタナスの樹皮と、
       
        
         
       

松の樹皮がみごとだったので撮影。どちらも地形を上空から見たようにも見えますね。
     
                  
               
          

2012年5月22日火曜日

同じ空間で

家の前の道にも人だかりが出来ていたので、おそらく見られた人も多いと思いますが、


                    




見えました!
曇りだからと半ばあきらめてましたが、外に出ていってよかった。むしろ、サングラスなど持っていなかったので曇りでなかったら見ることができなかったと思います。昨年の地震といい、今回の金環日食といい、千年に一度といったような自然現象により、地球も太陽も月も同じ空間の中で動いていて、奇跡的なバランスで今自分たちが存在出来ているのだと実感出来るような、数少ない瞬間でした。



そして自分もふくめ、寝巻きで飛び出してきました的な感じの人が街をうろうろとしていたのも印象的でしたね。その中を駆け抜ける通勤中の方、すみませんでした。       



2012年5月20日日曜日

森の断面

東海大学の第二課題は、大学近くの金目川沿いの里山に週末住宅を計画する課題としました。
       
       

大学から歩いて20分程度の場所とは思えないのんびりとした場所です。こんもりとした林を抜けた先が敷地です。
     
      
        
        
        

基本的には林を畑にする為に部分的に切り開いたような土地なのですが、途中ジャングルの断面が露出したような場所もあり、高さ方向の植生の違いが分かって面白いです。
       
       
         
       
        

東海大は2年前期ということもあって学生が多く、なかなか進め方が難しいです。震災をふまえての建築と自然との関わり方をテーマにした課題ですが、なるべくシンプルに誘導しようと思います。       
        
         
         
         

2012年5月17日木曜日

AR House 2012

戸田邸」が  "AR House 2012" で Highly commended を受賞しました。
  
イギリスのArchitectural Review 誌が主催する、世界各国の住宅から選ばれる建築賞です。
お施主様、施工を担当して頂いた「アルフ」さん。共同設計者の「ストラクチャード・エンヴァイロンメント」さん。「システムデザイン研究所」さんをはじめ、ご協力頂いた方々にあらためて御礼申し上げます。

     
       

2012年5月10日木曜日

尾形光琳

根津美術館の前を通りがかったので、尾形光琳展を見てみました。




国宝「燕子花図」(かきつばたず)が展示されていたのですが、とても300年以上前の絵画とは思えない現代的な絵です。光琳も日本画家らしく余白を生かした構成が素晴らしい画家だと思いますが、その余白に金箔という主張する素材が貼られていることにより、より現代的な印象を与えます。      



根津美術館は庭も素晴らしいです。      





広い敷地の中に仏像や古建築が点在しています。その木々の生い茂る庭園を抜けていくとカキツバタが咲き乱れていました。          


本物も美しいです。自然が生みだす構成のバランスはやはり素晴らしいですね。光琳ほどの絵師でようやく追いつけるか、といったところでしょうか。もちろん、庭にも手が入っているでしょうから、これも自然と人為のバランスの美といえるでしょう。





美術館は平日だというのに人で溢れかえっていました。
なかなかおすすめな展覧会だと思います。



2012年5月5日土曜日

スーパームーン

今日は月が明るいな、と思っていたら、月が満月を迎えるタイミングと、地球との距離が年間で最も近くなるタイミングが重なる「スーパームーン」現象が、5月6日に訪れるということを知り、事務所屋上より写真を撮ってみました。


このような感じなのですが、写真だと伝わらないですね。。


以下、ナショナルジオグラフィックのニュースよりーーーー

月の軌道は楕円形のため、地球との距離が最も近い近地点と、最も遠い遠地点が存在する。「スーパームーン」という呼び名が使われるようになったのは1979年頃からと言われており、月が近地点で満月(または新月)になることを指す。

「年内の通常の満月と比べ、16%大きく、30%明るく見える。大したことはないと思うかもしれないが、明らかにいつもより大きく感じるはずだ」



       


夜空もこころなしか普段より明るく感じます。        




2012年5月1日火曜日

テレビ東京

戸田邸」がテレビ東京 "日曜ビッグバラエティ" の番組中で紹介されるようです。


5月6日(日)19:54〜21:48。関東広域圏での放送になります。以下、テレビ東京サイトでの番組紹介です。


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日本各地には様々な“スゴイ住宅”があります。
施主が特にこだわった部分に注目し、そこで暮らす家族の生活ぶりなどをご紹介する人気シリーズの第3弾です!



【リポーター】

大東めぐみ、川合俊一、サヘル・ローズ、竹田君、中村有志、松村邦洋、ミスタ-ちん、山崎まさや(50音順)

【番組内容】
今回も驚きの住宅が次々に登場!無駄を徹底的に省いた結果、わずか4坪となった狭小平屋。次男が体操の練習もできる10坪の“ターザンの家”など、限られた予算と空間にも施主のこだわりは様々。また家のどこからでも愛車を眺められる家、ヨーロッパの中世様式の家など憧れの家が登場!
「自分だったら…」「将来はこんな家を…」と想像しながらお楽しみください!