2011年12月24日土曜日

戸田邸建て方

1年ほど前の写真になりますが、以前紹介した戸田邸の現場建て方の様子をお伝えしたいと思います。




全体が組み上がるまでが難しいので、レッカー車が2台入っています。住宅では珍しいことです。






まずはこのように柱を建てていきます。



  

 
次に梁で柱同士をつないでいき、





 全体のフレームが組み上がったところで水平、垂直をあわせ、図面通りの寸法に修正していきます。この微調整がなかなか大変でした。










柱の根元から放射状にのびているのが基礎の地中梁です。配筋が終わり、これからコンクリートを打設します。

 


  
     
フレームが組み上がったら、 デッキプレートという鉄板を梁と梁の間に架け渡して床をつくります。


床は屋根の先端まで連続していきます。












































 
 


これで建て方終了です。柱で建物全体を浮かせている住宅です。床は連続した一枚のスラブ(床板)で構成されていて、最後は屋根となって終わります。





















現場監督の中川さんをはじめ、職人さん皆さま本当にご苦労さまでした。
この建て方の工事は難しいところでもあり、(特にこの建物は、、)監理も注意が必要な場面なのですが、自分はかなり好きな瞬間です。完成時と同じくらいの喜びといってもよいかもしれません。お施主さんも何度も現場を見に来られたようで、進行を楽しんでいらっしゃったことと思います。