2014年1月23日木曜日
壁紙選び
度々お世話になっている、恵比寿の "WALPA STORE TOKYO" に壁紙を選びにいってきました。
壁、天井、家具など、床以外の全てが壁紙で覆われているというショールーム。写真の3種類の壁はもちろん、テーブル天板にも壁紙が貼られています。
主に輸入壁紙を扱っています。これは Lisa Bengtsson というデザイナーの、写真立てのフレームを印刷した壁紙。フレームの中に写真を貼ったり、絵を描いたり、いろいろな使い方のイメージが広がりますね。
ドイツのメーカー ”rasch” の葉脈をプリントした壁紙。メタリックな葉脈が上品でありながら存在感を放ちます。
このドアも壁紙です。本物の平らなドアに、陰影のある古いドアをプリントした壁紙が貼ってあります。レバーハンドルも本物。
他にも様々な種類の壁紙があって、まさに世界の壁紙を集めているという印象です。
比較的フェイク柄が多いのですが、もう壁紙としての独自の存在感を発揮していますね。現実の風景に対する写真のように、新しい価値を生みだしているような気がします。印刷技術や基材の進歩による質感の向上と、貼って剥がせる糊があったり、軽量で金額的にも扱いやすい素材として変更が容易であるという利点がうまく組み合わさっています。
特に建築においては変わることと変わらないことのバランスをとることが難しく(重くなりがちな建築にとっては変えられないことが多いので)、しかし重要だと思うのですが、その変わりゆく部分を担っている素材だといえるでしょう。