2011年11月28日月曜日

紅葉のグラデーション

通勤路にて、ツタの葉が美しい紅葉のグラデーションを見せています。
「九十九里の家」ではお施主さんが塀にツタを這わせようとしていらっしゃるのですが、建築にも関わりの深い植物です。(植物はかなりの力を持っているので、建物に這わせる際は要注意です!)



紅葉の進行具合は光の強さに関係しているので、一枚の葉の中でも先端は赤く、葉が重なっている根元部分は黄色、緑色など色彩の変化をみせています。吸盤で枝が固定されているため風が吹いても葉の動きが少ない、ツタならではの紅葉といえるかもしれません。


広島で設計した戸田邸の庭には「トウカエデ ハナチルサト」(Acer buergerianum 'Hanachirusato')という、新芽から紅葉まで、葉が七色に変化するという樹を植木屋さんに教わって植えました。自分はまだ緑の時しか見ていないのですが、これからが楽しみです。