2014年11月28日金曜日
赤城神社
神楽坂駅前にある赤城神社。偶然通りがかったのですが、現代的なガラス張りの外観に驚きつつ参拝していたところ、建築家隈研吾さん設計による社殿らしいですね。
老朽化した社殿の建替え費用をまかなうため、三井不動産によるマンションと一体化して計画されるという、時代を反映した神社。全体としてはとても良いイメージになっていて、再建に困窮する各地の神社に対して一つのケーススタディとなるのでしょうが、しかし複雑な心境ではあります。
左が宙に浮いた神楽殿、中央が拝殿と本殿、右がマンションです。
拝殿全景。
前面が全てガラスで、自動ドアで拝殿に入ります。
高台に建ち、なかなか気持ちのよい空間。
奥の本殿はさすがにガラス張りではないようですね。
狛犬がスフィンクスのようでかわいい。多少は現代的な形にしていると思いますが、「白山狛犬」という江戸時代から続く種類とのこと。
ホールが併設され、地域の場としても機能するなどうまく再生されており、これからの神社のひとつのありかたを示していると思うのですが、しかし考えさせられる建築でした。
2014年11月25日火曜日
多摩美術大学図書館 アーケードギャラリー
多摩美図書館のアーケードギャラリーで、教授をつとめられている富樫克彦さんの退官記念展が開催されています。
この図書館ギャラリーはまわりの土地の高低差にあわせて床が傾斜しているのですが、展示台の高さは全て水平にしているため、列によって脚の長さが変わっていきます。それによって、観覧者と展示物との関係もゆるやかに変わっていきます。
下は展示台施工中の写真。サイズが大きい割に繊細なつくりなので、これを傾斜地に立てていくのはなかなか難しいと思うのですが、素晴らしい精度で並んでいます。釘なども使っておらず、接着剤による圧着のみで制作しているとのこと。
ご本人が会場構成もされているようで、作品の静謐さともあいまって展示全体で考え方や人となりまでも伝わってくる、そんな素晴らしい展覧会でした。
会期は11月29日まで、多摩美の学生さんはぜひ見にいってください。
2014年11月12日水曜日
デザイナーズウィーク 屋外展示
もう終了してしまいましたが、デザイナーズウィーク屋外展示のメモ。
大学名が分からずすみません。。
何万mだったか、あまりにも長過ぎて忘れてしまいましたが、フレームにテグスを延々と巻き付けたフォリー。光と影の反射が美しいです。
内外が反転した家。
家の内部に鏡面アルミ貼りの庭が広がっています。庇の向きも反転していることで、意外な効果を発揮しています。
合板にレーザーカットをし、そのパーツを折り曲げ、差し込んで作り上げたフォリー。
竜骨のような形状のハンガー掛け。
うまく写真が撮れなかったのですが、大賞は多摩美術大学だったようですね。ストローを何万本と積み重ねた壁を持つ、制作方法が秀逸なフォリーでした。おめでとうございます。
登録:
投稿 (Atom)