多摩美の後期授業が始まりました。
伊東豊雄さん設計の図書館で通勤途中に読む本を探していたところ、「 不思議で美しい石の図鑑」という本を発見。様々なめずらしい模様を持つ石が紹介されているのですが、その中でも「レースアゲート」という石の模様には驚きました。
瑪瑙(メノウ)の一種ということで、瑪瑙は理科の先生をやっていた祖父が持っていたこともあり比較的親しみ深かったのですが、その中でもとりわけ複雑な模様を持つ石です。
石を外側から見ると茶色などの普通の岩石なのですが、割って中を見ると驚きの模様が、、
ベロウソフ・ジャボチンスキー反応、リーゼガング現象、といった生成原理によって出来ているのらしいのですが、それにしてもこれほど複雑で美しいものが美を目的としない、自然のバランスのみで出来上がっていることに驚きます。いや、自然のバランスのみで出来上がっているから美しいのか、、
形、色、共に想像を絶する石たちですね。
自然のバランスの美しさに畏怖を感じながらも、いつかはこのような合理的で美しい建築ができないかと考えてしまいます。