2012年1月18日水曜日

明治大学講評会

明治大学で3年後期設計スタジオ全体の講評会がありました。
まずは全員の作品をならべて採点です。



















手前の方に岡田スタジオの提出案がならんでいます。



そして各スタジオから2、3名ずつの代表者による発表です。

   
   
    
岡田スタジオからは、菊池孝平くんの7つの庭をもつ放射状平面の保育園と、


   
   
大きな屋根と大きなデッキにはさまれた、のびやかなプランが印象的な佐藤安澄さんが発表者です。

   
菊池くんはエントランスからの導入や各部屋と庭の関係など、細かいところまでよく考えられており、プレゼンテーションも上手くまとめられています。
佐藤さんは構想の奔放さと、それを現実的に成り立つようなレベルにおとすバランスがなかなか上手く、センスを感じさせます。  
   
   
加えて、明大のギャラリーに展示する出展者として、井元優太郎くんを選びました。


井元くんの作品は、難しい形態操作に取り組んだ意欲作でありながらも模型が完成していない状態なのですが、ギャラリー展示までには時間があるということなので、その間に完成させてくれると信じて選出。展示まで頑張ってください。

あと、ここでは紹介出来ませんでしたが、他にも意欲的な作品はいくつかありました。しかし、プレゼンテーションにも十分な時間をかけて自分の意図を説明、表現しきれていない人も多く、そのような案のよさははじめて見る人にはなかなか伝わりません。ある程度(今回発表した人程度)の完成度、密度でプレゼンテーションをするのは最低条件と思ってください→学生さんへ
  

今年は設計課題が被災地の計画ということで難しかったのか、若干案が固く、手が進まない感じもありましたが、最終的にはそれなりなレベルに仕上げてきたと思います。しかし、学生にとっても、自分の進め方としても課題を残した感はありますね。

みなさんお疲れさまでした。形にならなかった部分でも、今回悩んだ経験はきっと将来に生きるでしょう。